ジュドー・アーシタは、機動戦士ガンダムZZに登場する主人公で、元々は民間人として、スペースコロニーシャングリラで生活していました。

機動戦士ガンダムにしては珍しく、物腰が柔らかい人物として描かれているため、機動戦士Ζガンダムを視聴済みの場合、世界観の大きな変化についていけない人が出てくるかもしれません。実際に、機動戦士ガンダムZZは1~20話あたりまで、大きな変化が発生しないまま、ストーリーが進んでいくようになります。

機動戦士ガンダムZZは、ガンダム作品の1つなのですが、基本的に敵が全体的にパロディ化しているように感じます。毎回同じようなミスで負けてしまうマシュマー・セロ、声優の演技力も含めて個性的なキャラ・スーンなど、まるで癖のある人物ばかりを集めたアクシズ軍のため、前作と同じような雰囲気で話が進むと思っていると、呆気にとられるシーンが何度も出てきます。

補足となりますが、前半をしっかりと見ていないと、後半のストーリーについていけないというものではありません。機動戦士ガンダムZZの主人公であるジュドー・アーシタの成長、そして、新しいエースユニットとして登場するガンダムZZについても、後半から目に見えて活躍するようになるからです。

ストーリーの前半は宇宙での攻防、後半は地球を制圧するためにアクシズ軍が行動を起こすという内容で、機動戦士ガンダムZZでは大人気のキャラクター、エルピー・プルといったプルシリーズが登場するのも、後半にかけてとなっています。非常に愛らしいキャラクターが多く登場するガンダム作品なのですが、シャングリラの子どもたちがニュータイプとしての適性持ちで、且つ、ガンダムZ、百式を乗りこなすシーンは、どことなく戦闘の緊張感が弱く、せっかくの雰囲気を台無しにしているという意見もあります。

ですが、ガンダム作品を手掛けている富野由悠季氏は、∀ガンダム、キングゲイナーなどユニークな世界観をまとめている作品を、機動戦士ガンダムZZ後に生み出すようになります。なので、このような世界観が好きな人物のため、前半はあのようになっていると理解すると、それほど抵抗無く見れるようになっていきます。

ジュドー・アーシタの魅力について、その他の魅力も語らせていただきますが、やはり、シャングリラの子どもたちをまとめあげている、そして、自分の思いを大事にしている、リィナ・アーシタなど妹を大事にしているなど、お兄ちゃんとして頑張っているあたりが魅力的です。他のニュータイプのように、プレッシャーを発生させるシーンもあるのですが、そのシーンの中には、ハマーン・カーンを恐れさせるシーンもありますし、その後、ハマーン・カーンと一騎討ちを行うシーンまで用意されています。

終盤になると、アクシズ軍の精鋭たちと激しい戦闘を行うようになるのですが、最後の最後でニュータイプとして覚醒し、そして、大切な仲間たちを守り抜いたニュータイプとして見ると、自然とジュドー・アーシタのことが好きになってしまうものです。