「弾幕薄いぞ!何やってる!」のように、ブライト・ノアは、ホワイトベースの艦長でありながら、かなり弾幕に対して神経質であることがうかがい知れる、中々にユニークなキャラクターとして描かれています。

また、弾幕に対して神経質であることが判明している艦長は、ブライト・ノア艦長以外では、ほとんど見られません。何が彼をここまで変えたのか、この辺りは作中でも語られていないので、今回は、ブライト・ノア艦長についてわかっていること、そしてどのような魅力がある人物なのかを案内していきます。

まず、ブライト・ノア艦長はホワイトベースの艦長なのですが、最初から速やかに艦長として活躍できたわけではありません。ファーストガンダムでは、アムロ・レイがガンダムに搭乗し、その後、ブライト・ノア艦長と合流する流れとなっています。

補足となりますが、アムロ・レイは一般市民でしかありませんので、予定調和ではない状況から、一般市民をホワイトベースに乗せて、さらに激戦を生き抜くという努力をされています。つまり、普通の人では成し遂げられないことを成し遂げているので、ブライト・ノア艦長の人気は高いのです。

また、ブライト・ノア艦長は艦長という立ち場、その見た目も重なって若くはないと思われがちなのですが、実際は、一年戦争時に19歳であることが判明しています。つまり、年齢で比較するとシャア・アズナブル(20歳)の1歳年下なのです。

そもそも、士官でしか無い彼がどうしてホワイトベースの艦長として、高い成果をあげられたのかは、ガンダム作品内のミステリーかもしれません。

その他の面白いエピソードでは、父親のような立ち場で、艦長を務めているシーンが多いという特徴があります。これはファーストガンダムだけでなく、Zガンダム、ガンダムZZでも同じことが言えるでしょう。

というのも、ニュータイプのほとんどがホワイトベースに搭乗し、さらにパイロットとして活躍するようになるのですが、そのほとんどは戦いを知らない少年少女ばかりで、軍人としてモビルスーツに乗る人は少なく、また、自分勝手な人物が多いという難題まで発生します。しかしブライト・ノア艦長は、そんなパイロットたちに対して、時に鉄拳制裁で説教をする場面も出てきます。

ブライト・ノア艦長と口論を繰り広げるようになる人物の中には、アムロ・レイ、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタといった、物語の主人公が多いところも特徴的です。ブライト・ノア艦長も年齢的には若いのですが、それでも、ニュータイプを理解しようと努力していますし、すぐに説教を行ってしまう癖も、続編が出るたびに落ち着いていくようになります。

このように、ニュータイプではない普通の人でもあるのですが、人的魅力、そして艦長としての有能さを見せてくれるキャラクターが、ブライト・ノア艦長という人物です。

ファーストガンダムの時も、アムロ・レイを殴るシーンが出てきますが、心のどこかで憤りではなく、悲しさを感じている一面があるのでしょう。実際に、同じ軍人が戦争の被害に遭ってしまう場面では、取り乱すことは無いのですが、体調を崩してしまうといった、やはり子どもなんだと思ってしまう、そんな人情味に溢れるシーンも出てきます。

そして、このような経験を積んでいくに連れて、味方に対してより良いアドバイスを行うようになり、アムロ・レイからも信用されるようになっていくのです。そのためブライト・ノア艦長は、ガンダム作品を語る上で欠かせない存在と言えます。