レビル将軍とは、ヨハン・エイブラハム・レビルのことです。

アニメ内では、基本的にレビル将軍のみで名前を読み上げられるシーンが多く、作中でも、具体的にどのような人物なのか、そのことを詳しく解説しているシーンはありません。というのも、レビル将軍は一年戦争の初戦において敗北を喫し、その後は解放されるという、特に目立つ様子もないキャラクターとして描かれているからです。

普通に考えると、レビル将軍は魅力に乏しいキャラクターと写るかもしれません。ですが、レビル将軍はジオン軍の現状を学んで帰還した人物、そして、ガンダム作品にとって重要なV作戦を指示した人物として、今でも人気の高いキャラクターとして有名です。

レビル将軍は、一年戦争の初戦で敗北しているため、そもそもモビルスーツとはどのようなものか、どれほどの戦果をあげるのかを学んでいます。そのため、V作戦というガンダムなど、地球連邦軍側のモビルスーツ開発に取り組むようになるのです。

この時に、ガンダムなど高性能なモビルスーツの開発に携わった人物が、テム・レイです。テム・レイはアムロ・レイの父親でもあるのですが、戦争の影響で脳がやられてしまい、正常な思考で人と対話できなくなってしまうのですが、このようなつながりがあるので、レビル将軍の知名度は高いのです。

また、レビル将軍は老獪(ろうかい)な一面を有している人物で、ジオン軍に余裕が無いことを知って、解放されているという布石があります。

そのため、まだまだ地球連邦軍はジオン軍と渡り合える、そのように考えるようになるのです。また、レビル将軍が解放された直後というのは、地球連邦軍にも敗戦ムードが漂っていました。

度重なる敗北、そして敵側のほうが優れた兵器を有している事実、重要人物が捕らえられている現実、これらが重なり合ってムードが良くなかったのです。しかし、そんな人々の思いも掬い取り、レビル将軍は戦場でも高い戦果をあげていくようになります。

このように、レビル将軍は見た目の温厚さとは裏腹に、どことなくパワフルな一面があるため、他の将軍とは分けて評価されることが多いのです。また、レビル将軍は良くネタにされる人物でもあります。

覚醒したレビル将軍は、ジオン軍を1人で叩きのめすことができるほど強いとか、ゲーム作品によっては、MA(モビルアーマー)に乗れる将軍として、重用されることもあるほどの人物なのです。つまり、レビル将軍はギャップも含めて好きになれる老人であり、将軍としてのカリスマを持つ人物なのでしょう。

アニメ、ゲームともに、レビル将軍の出てくるシーンは10秒もかかりません。ですが、戦争、政治に色濃く干渉している人物でもあるので、裏の実力者として評価されることが多いのです。

その他の魅力としては、他の将軍が異様なほど頼りないという背景があります。レビル将軍の有能さを知っていると、地球連邦軍のゴップなど、本当に将として居て良いのかと思ってしまうほど、レビル将軍とは比べ物にならないほど、劣っているキャラクターが多く、この辺りもガンダム作品の面白さと言えます。